Thu.

シチュアシオニスト・オンライン文庫

 放ったらかしになっていたこんな仕事をボチボチ再開し始めました。本のページをスキャンしてMacで認識させ、HTMLに書き換えるという地味で単純な作業の繰り返しなのですが、けっこう楽しくやってます。
 フーコーやドゥルーズの名前は知っていても、シチュアシオニストと聞いて「?」と思う人は多いんじゃないかと思います。いかに彼らの活動がいまだに新鮮で面白いものであるか……また、『祭りの戦士』がどのようなものであるかという、ひとつの興味深い実例を示してくれているのが彼らです。それに、たとえば現代芸術の商品化を批判する言説には事欠きませんが、問題を芸術のカテゴリーそのものの乗り越えにまで遡って考え、実践している人は決して多くないと思います。僕の知るところでも、シュルレアリスムを批判するバタイユ岡本太郎……そしてこのシチュアシオニストぐらいしか思い浮かべることができません。その意味でもシチュアシオニストはそのマイナーさにも関わらず、希有な運動だと繰り返し語ってゆかなければなりません。
 このあいだ、小倉利丸氏のシチュアシオニストの読みがおかしいとケチをつけたところですが、こちらではこの運動の面白さを前面に出したそつのない紹介になっています。シチュアシオニスト入門にはいいかもしれません。が、さすがにこちらの木下誠氏による紹介は的確かつ気合いの入ったもので、シチュアシオニストに惚れ込んでるんだろうな、と思わずにいられません。おすすめのテキストです。
 さて僕も時間を見つけて読書会でシチュアシオニストについてコメントしてゆきたいと思います。
15:54 | 思想など | comments (5) | trackbacks (1) | page top↑