07.12.2004
공포의 외인구단
アニメ会社は韓国と縁が深い。下請けの会社が韓国にいっぱいあるからだ。僕が働いていたとある制作会社の社長が、韓国への出張から帰ってきて、「これ、荒井ちゃんにお土産………」と言って、一冊のマンガをくれた。
『恐怖の外人球団』というマンガだった。
せっかくなので、辞書を会社に持ち込みポツリポツリ翻訳し始めた。10数ページ訳してストップしていたら、社員の一人が、「もう翻訳しないんですか?」と言ってきた。僕は読者がいると知ってもう一度訳し始めた。でもそうこうしているうちに会社が倒産してそれっきりになってしまった。あのマンガ本も捨ててしまったのだろうか……探しても見当たらないのだ。
記憶に間違いがなければ、こんな出だしでストーリーは始まる。
『韓国のとある地方にヘソンという名の少年がいた。彼は酒好きの乱暴者の父親に育てられていたせいで、ろくに着替えもしないのか、臭くて国民学校のクラスメートたちも彼を嫌っていた。新学期で席替えがあるのにヘソンは憂鬱だった。なぜなら隣に座ることになるクラスメートが彼をいやがって先生に違う席にしてくれと訴えたりと、毎年必ず問題がおきるからだ。もっとも、学校が終わったあとそんなことを言い出したクラスメートをコテンパにしてやることも忘れなかったが……。
ところが今回、隣に座った少女オムジはヘソンのことをいやがりもせずニッコリ笑って「隣同士になれてうれしいわ。仲良くしましょうね。」と言うのであった。面食らったのはヘソンであった。実はオムジはヘソンが母親のいないかわいそうな少年であることを知っていた。ある日、市場で彼が乱暴な父親に殴られているのを見たことがあったのだ。ヘソンはそんな心優しい美少女オムジに心を開いてゆくのであった。
ヘソンはオムジの望むことなら何でも実現させるのだった。友達とケンカをするなと言われれば、やめる。勉強しなくちゃいけないと言われれば、勉強して、オムジと一緒にテストで100点を取ってしまうまでになった。
ある日、オムジはヘソンに「あれに興味があるの」と、クラスメートたちが野球をしているところを指差した。ヘソンはフフンと鼻で笑って「あんなの簡単さ」と、クラスメートからボールを奪い取り、ピッチャーマウンドに立った。ところがヘソンの投げた球はいとも簡単にクラスメートにホームランされてしまう……。うつむいて立ち尽くすヘソン……しかし彼は絶対に野球がうまくなってやる、と心に誓うのであった。
オムジは家族の都合でソウルへ引っ越すことになった。悲しむヘソン………旅立ちの日、ヘソンはオムジに「是非見せたいものがある」と言うのだが、もうソウルへ向かう汽車の出発時間がせまっていた。母親にせき立てられてオムジは去っていった。
汽車の席で悲しみに沈むオムジ……しかし汽車が長年過ごした国民学校の横を過ぎようとしたときだった。ヘソンとクラスメートたちが野球をしているのがオムジの目にとまったのだ。ヘソンがオムジに見せたかったもの、それは秘かに練習して上達した野球の腕前だったのだ。
ヘソンの球にクラスメートは見事に空振りをした。オムジは去り行く汽車の窓からそのヘソンの姿を見送りながら目に涙を浮かべていた。
オムジはソウルについてからヘソンに手紙を書いた。「私は見た。あなたがあの子たちから三振を奪う姿を。ヘソン……あなたはなんてすごい人なの………。」ヘソンはといえば、オムジにこんな手紙を書くのだった。「俺はお前の言うことは何でも実現してみせる。お前の言葉は俺にとって神の声であり、お前の手紙は聖書なのだ。」と。』
『恐怖の外人球団』というマンガだった。
せっかくなので、辞書を会社に持ち込みポツリポツリ翻訳し始めた。10数ページ訳してストップしていたら、社員の一人が、「もう翻訳しないんですか?」と言ってきた。僕は読者がいると知ってもう一度訳し始めた。でもそうこうしているうちに会社が倒産してそれっきりになってしまった。あのマンガ本も捨ててしまったのだろうか……探しても見当たらないのだ。
記憶に間違いがなければ、こんな出だしでストーリーは始まる。
『韓国のとある地方にヘソンという名の少年がいた。彼は酒好きの乱暴者の父親に育てられていたせいで、ろくに着替えもしないのか、臭くて国民学校のクラスメートたちも彼を嫌っていた。新学期で席替えがあるのにヘソンは憂鬱だった。なぜなら隣に座ることになるクラスメートが彼をいやがって先生に違う席にしてくれと訴えたりと、毎年必ず問題がおきるからだ。もっとも、学校が終わったあとそんなことを言い出したクラスメートをコテンパにしてやることも忘れなかったが……。
ところが今回、隣に座った少女オムジはヘソンのことをいやがりもせずニッコリ笑って「隣同士になれてうれしいわ。仲良くしましょうね。」と言うのであった。面食らったのはヘソンであった。実はオムジはヘソンが母親のいないかわいそうな少年であることを知っていた。ある日、市場で彼が乱暴な父親に殴られているのを見たことがあったのだ。ヘソンはそんな心優しい美少女オムジに心を開いてゆくのであった。
ヘソンはオムジの望むことなら何でも実現させるのだった。友達とケンカをするなと言われれば、やめる。勉強しなくちゃいけないと言われれば、勉強して、オムジと一緒にテストで100点を取ってしまうまでになった。
ある日、オムジはヘソンに「あれに興味があるの」と、クラスメートたちが野球をしているところを指差した。ヘソンはフフンと鼻で笑って「あんなの簡単さ」と、クラスメートからボールを奪い取り、ピッチャーマウンドに立った。ところがヘソンの投げた球はいとも簡単にクラスメートにホームランされてしまう……。うつむいて立ち尽くすヘソン……しかし彼は絶対に野球がうまくなってやる、と心に誓うのであった。
オムジは家族の都合でソウルへ引っ越すことになった。悲しむヘソン………旅立ちの日、ヘソンはオムジに「是非見せたいものがある」と言うのだが、もうソウルへ向かう汽車の出発時間がせまっていた。母親にせき立てられてオムジは去っていった。
汽車の席で悲しみに沈むオムジ……しかし汽車が長年過ごした国民学校の横を過ぎようとしたときだった。ヘソンとクラスメートたちが野球をしているのがオムジの目にとまったのだ。ヘソンがオムジに見せたかったもの、それは秘かに練習して上達した野球の腕前だったのだ。
ヘソンの球にクラスメートは見事に空振りをした。オムジは去り行く汽車の窓からそのヘソンの姿を見送りながら目に涙を浮かべていた。
オムジはソウルについてからヘソンに手紙を書いた。「私は見た。あなたがあの子たちから三振を奪う姿を。ヘソン……あなたはなんてすごい人なの………。」ヘソンはといえば、オムジにこんな手紙を書くのだった。「俺はお前の言うことは何でも実現してみせる。お前の言葉は俺にとって神の声であり、お前の手紙は聖書なのだ。」と。』
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