04.08.2004
シュルレアリスムの夢 序説
「シュルレアリスム(超現実主義)と聞いてどんなイメージを思い浮かべるだろうか? ルネ・マグリットやデ・キリコなどの不可思議な絵だろうか? それともどこか精神病理学的で背徳的なダリの作品だろうか……? フロイトの精神分析の影響を深く受けた彼らの作品は、なにやら心理学的な探求の雰囲気を醸し出しているので、多くの人はシュルレアリスムという運動が、アーティストのプライベートな内面のみに関わる探求であるかのような先入観を抱いているのではないだろうか。
だが、シュルレアリスムという戦前のアバンギャルド芸術運動の最後に位置するこのムーブメントは、もっと幅の広い、野心的な課題を持った運動だったのである。」
……と、こんな出だしで新しいエッセイをしたためているんだけど、またずいぶん長くなりそうなんだ。いま『ブルトン、シュルレアリスムを語る』という本を暇を見つけては読んでいる。いくつかの絵なんかを見て、すべてわかったような気がしてたけど、僕はシュルレアリスムについて本当に何も知らなかったんだな、と思うんだ。考えれば考えるほどこの運動は重要だったんだ、と認識を新たにせざるを得ない。
ブルトンという人はメンバーを除名したり、僕の愛するバタイユと微妙に対立したりで、いいイメージがなかったのだけれど、もっと彼の言葉に耳を傾けるべきだと思う。
シュルレアリスムは過去の事件なのでは決してない。彼らはアバンギャルド芸術に取って代わるべき、新しい「祭り」の形態を作り出そうとしていたのだ。このサイトのテーマにもなっているんだけども、芸術の地平を越えるという課題の、パイオニアだったのだ。
この視点からシュルレアリスムを再評価しようというのが、あたらしいエッセイの主題なんだね。
だが、シュルレアリスムという戦前のアバンギャルド芸術運動の最後に位置するこのムーブメントは、もっと幅の広い、野心的な課題を持った運動だったのである。」
……と、こんな出だしで新しいエッセイをしたためているんだけど、またずいぶん長くなりそうなんだ。いま『ブルトン、シュルレアリスムを語る』という本を暇を見つけては読んでいる。いくつかの絵なんかを見て、すべてわかったような気がしてたけど、僕はシュルレアリスムについて本当に何も知らなかったんだな、と思うんだ。考えれば考えるほどこの運動は重要だったんだ、と認識を新たにせざるを得ない。
ブルトンという人はメンバーを除名したり、僕の愛するバタイユと微妙に対立したりで、いいイメージがなかったのだけれど、もっと彼の言葉に耳を傾けるべきだと思う。
シュルレアリスムは過去の事件なのでは決してない。彼らはアバンギャルド芸術に取って代わるべき、新しい「祭り」の形態を作り出そうとしていたのだ。このサイトのテーマにもなっているんだけども、芸術の地平を越えるという課題の、パイオニアだったのだ。
この視点からシュルレアリスムを再評価しようというのが、あたらしいエッセイの主題なんだね。
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Comments
自由な魂をもった人ですね、うらやましいです。
僕は超現実の世界に心地よさを感じることがあります。それは、人間的な強さを追求してしまう自分の弱さなのかもしれませんが、自分や他の人間の弱さ、果敢なさ、愚かさを知るたびにその快楽に吸い込まれていくような気がしてなりません。芸術については、直接的で本質的なインパクトのある作品は好きですが、やはり奥の深そうなふわっとする感じの作品は凄いなあと思います。
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